
このところ毎日のように値上げや増税の話題が続いていますが、森林環境税というのも増えるんですか?

令和6年から森林環境税が導入されることが決まっています

また国民の負担が増えるんですね(泣

国民一人につき1,000円が課せられる予定です

1,000円だからいいとかそういう問題ではなく、政府から国民の負担が増える話題しか出てこないのがうんざりですね

金額の多寡ではなく気持ちの問題ですよね

実はこの森林環境税は2019年からすでに国庫から各自治体へ配分されているのですが、その大半が未使用のままだというのです

使わないのに税金を徴収するんですか?

森林環境税の目的は、森林の整備や林業の人材育成ということですが、政府から各自治体へ具体的な使用方法について示されてこなかったのが原因だそうです

具体的な使途もはっきり議論しないまま、税金を徴収することだけ決定するというのは、政治家というのはどういう神経してるんでしょうね!

コロナの時も世論を鎮めるためにとりあえず見切り発車で大枠のルールだけ勝手に決定して、あとの詳細は各自治体でうまくやっておいてねっていう投げやりなスタンスでしたよね

政治家ってホントに無責任ですよね
環境対策をやってますって対外的に体裁を取り繕うために森林環境税を徴収することだけ決めたという感じでしょうね

ただ、日本は森林大国にもかかわらず、木材自給率が低いという問題があって、その問題解決に資金が必要なことは間違いなさそうです

木材を輸入に頼って国産の木材をあまり使用していないんですか?

輸入木材の方が安いので、例えば住宅の木材はほぼ輸入に頼っていて、コロナの時期はウッドショックと言って木材が海外から入ってこなくなって、住宅の工事が遅延することが増えました

そういえば大量の輸入木材が海の上で停滞している映像を見た記憶があります

ウッドショックの時期に一時的に国産の木材の使用が増えたそうです

でも輸入木材の方が安いのであれば、高い国産の木材は使用されないですよね?
それに日本の森林破壊が進まないのであればいいことではないのですか?

いえ、いいことではないです
森林は適度に伐採や間伐しないと健全性を失い、山崩れが起きやすくなったり、二酸化炭素の吸収が悪くなるそうです

えっ、森林って放置してちゃダメなんですね

日本の林業従事者は減少する一方なので、なんとか日本の林業を衰退させないために、林業に補助金を出したり、国産の木材を使用するハウスメーカーに補助金を出したりして対策を行っています

なるほど
日本の森林環境を守っていくために税金が必要なんですね
そのような正しい使い道がはっきりしているのなら、気持ちよく税金を払えるんですけどね
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