令和6年からNISAの制度が拡充されるということで、私の周りでもNISA始めようかなっていう人が増えてます
NISAってやった方がいいんですか?
投資に少しでも興味があるのなら始めた方がいいと思いますよ
今まで投資なんてやったことがないんですけど、そんな私でもできますか?
初めはNISA口座の開設やクレジットカードの登録や銘柄の選択など、やることはいくつかありますが、
毎月決まった金額を決まった銘柄に投資する「積立投資」の設定をしてしまえば、基本的にあとは放っておいて大丈夫です
やっぱり私には難しくてハードルが高そうですね…
結局、NISAの何がいいんですか?
株や投資信託の売買などで儲けが出た場合、通常はその投資に関する利益に対して20.315%の税金がかかります
例えば、株式の株価が上昇したタイミングで売却して100万円の利益が出たとすると、税金が203,150円の税金がかかります
せっかく投資で利益が出ても20%以上も税金を取られるんですね
そうなんです
ところが、NISA口座を開設して、NISA口座経由で株式や投資信託などを売買して儲けが出ても、税金が非課税となります
税金20%以上が免除となるんですか?!
その通りです!
めちゃくちゃお得じゃないですかっ!
それでみんなNISAを始めようかなって言ってるんですね
でもNISAの制度は昔からあったと思いますが、令和6年からどのように変わるんですか?
現行NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」の2つの制度があって、
「一般NISA」では年間120万円まで、「つみたてNISA」では年間40万円までしか投資できません
税金がかからないからと言って、無制限にNISAで投資することはできないんですね
その通りです
令和6年からはその年間の投資額の上限が拡充されます
令和6年からの新NISAには「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つの投資枠が設けられ、
「成長投資枠」の年間投資額の上限は240万円、
「つみたて投資枠」の年間投資額の上限は120万円となります
なるほど、投資枠の上限が増えたんですね
現行NISAの「一般NISA」と「つみたてNISA」はいづれか一方を選択して両方同時には利用できませんでしたが、
新NISAの「成長投資枠」と「つみたて投資枠」は同時に併用することが可能です
ということは、新NISAでは合計で年間360万円まで投資できるってことですか?
その通りです
まぁ、私はそんな大金を投資に回せないので、あまり関係ありませんが…
そもそも私が投資で儲かるとは到底思えないんですよね(汗
投資と一口に言ってもハイリスクなものからローリスクなものもありますし、長期的に安定して利益が出ている投資信託もたくさんあります
例えば、普通預金の残高の一部を定期預金に預けるのも立派な投資です
なるほど
今はほとんど利息つきませんけどね(泣
定期預金くらい安全な投資もあるんですか?
さすがに定期預金くらいローリスク・ローリターンの商品はほとんどないと思いますが、
「つみたて投資枠」で買える銘柄は国が比較的安全なものを厳選したものなので、安定して時価が上昇していて運用利益が出ている投資信託なども多いです
投資信託ってよく聞きますが、どういったものなんですか?
投資信託とは、投資家から集めたお金を運用のプロが株式や債券などに投資・運用して、運用で獲得した利益を投資家に還元するという金融商品のことです
つまり、運用のプロが代わりに運用してくれて、運用で増えたお金を還元してくれるってことですか?
そのような感じです
商品ごとにどういう株式や債券に投資するか運用の方針が異なっていて、基本的には多くの株式や債券に分散投資することでリスクを低減しています
例えば、「S&P500」という商品は、米国株式市場に登録されている約500銘柄に分散投資する投資信託です
500もの銘柄に投資して運用してくれるんですか?
それはとても個人では無理ですね
500もの銘柄に分散投資することで、安定的に利益を出しています
直近5年平均では約17%(年率換算)の運用益が出ています
えっ!17%も利益がでるんですか?!
ということは、10万円を投入して1年経つと1万7千円も利益が出るっていうことですね?!
その通りです
10万円分の「S&P500」という投資信託を購入すると、運用で1年後には時価が117,000円になっているという感じです
しかもその利益には税金がかかりません
めちゃくちゃいいじゃないですか!
私もNISAやりたいっ!
ただ、もちろんデメリットもあります
やっとNISAやる気になって来たのに、いやなこと言わないでくださいよー
NISAはあくまで投資なので、元本保証はありません
つまり、購入した投資信託などの運用が失敗して時価が元本を下回るリスクはあります
国がこれだけプッシュしておいて元本保証してくれないんですね
やっぱり怖くなってきました
各銘柄の今までの運用実績がチャートなどで見れるようになっているので、銘柄の選択は慎重に行った方がいいです
未来のことは誰にもわかりませんが、短期的には時価が大幅に下落したとしても、長期的には時価が上昇している銘柄も多いようなので、無理のない範囲内でやってみてはいかがでしょうか
そうですね
最悪、紙くずになってもいいっていう金額だけやってみようかな
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