東京都では令和7年4月以降に建てる新築に太陽光パネルの設置が義務付けられるそうですね
東京都の温室効果ガス50%削減する「カーボンハーフ」の実現のための施策ですね
太陽光発電はクリーンエネルギーなのでどんどん普及が進めばいいですね
太陽光パネルと言えば、発電した電気を売電するために設置が一気に増えた時期がありましたよね?
そうですね
普及が急速に進んだ頃は、補助金制度も充実していて、電力会社の電力買取価格も高かったですし、「グリーン投資減税」を活用した人も多かったと思います
その頃と比べると、今はすっかり落ち着いて、太陽光パネルの話題もほとんど聞かなくなりました
やっぱりもう太陽光発電は儲からないんですか?
売電価格が高かった頃はパネルの価格や工事費用なども高かったため、太陽光発電システムへの設備投資は元々それほど儲かるものではありませんでした
そうなんですね
じゃあ、なぜ急速に普及が進んだんですか?
売電自体では大して儲からなくても、補助金や減税で得するということで、メーカーの販売促進活動も盛んでしたからね
旬はもう過ぎちゃったんですね
今でも太陽光発電システムを導入して損するという訳ではないようですよ
「グリーン投資減税」が平成28年に終了して、補助金もほとんど出なくなり、売電価格がかなり下がりましたが、太陽光パネルの価格がかなり下がり工事費用も下がってます
ずいぶんとお買い得になってるんですね
太陽光パネルや工事費用の下落に伴って、最低限の投資利益が出るように売電価格は設定される仕組みになっているので、決して損はしないですが、逆に多額に得をするような価格設定にもなっていないようです
儲けるために太陽光発電システムを導入するというよりは、環境負荷の低減に寄与するために設置してもいいかもと言ったところでしょうか?
あとは、売電目的というよりも、蓄電池を追加で設置することによって、昼間に発電した電気を夕方以降に自家消費して、電気代を節約するのもいいと思います
自給自足ですね
今後どんどん電気代が上がっていきそうなので、自家発電した方が安く済むかもしれませんね
そうですね
ただこちらも大幅に得するかというと、初期投資費用を回収するまでには最低でも10年以上はかかりです
10年は長いなぁ
いずれにしても今すぐ急いで太陽光発電システムを導入した方がいいという状況ではないと思います
ただ、太陽光パネルもどんどん進化していて、通常数年で発電効率が下がるところを数十年にわたって発電効率が下がらないパネルも出てきています
また、メーカー保証が40年もついていて、メンテナンス費用をかなり抑えることができる商品も出てきています
昔は太陽光パネルが数年で故障したという話も聞いていましたけど、進化してるんですね
最新の技術としては、「ペロブスカイト太陽電池」の開発が進んでいて、発電効率の大幅な上昇や設置コストの大幅なカットが見込まれています
「ペロブスカイト太陽電池」?
なんかすごい電池が出てきたんですね!
薄いパネルに塗布したり印刷して製造するため、ゆがみに強く軽量化が可能なので、例えばカーポートの屋根のような曲面に簡単に設置することもできます
いろんなところにペタペタ貼れそうでいいですね
そうですね
今までの太陽光パネルの場合、一般的には屋根や壁に穴を開ける必要があったので、新築後に後付けで太陽光パネルの工事を行うと、建物に付いているメーカー保証が無効になってしまうリスクがありました
えっ、そうなんですね(汗
じゃあ雨漏りとかしたときに自己負担で修理する必要があるということですか?
その通りです
新築の住宅にはいろいろなメーカー保証が付いているので、もし後付けで工事する場合はメーカー保証期間が切れた後に行った方がいいです
そんな問題も「ペロブスカイト太陽電池」では解決できるんですね!
「ペロブスカイト太陽電池」は2025年頃には実用化される見込みなのですが、その後また太陽光発電のブームが再来するかも知れませんね
環境にやさしい明るい未来が見えてきましたね!
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