令和５年１０月からインボイス制度が始まると、大量のフリーランスの人が廃業するという記事を見ました
ドキッ！
ひろやさんは大丈夫ですか？
まったく遠慮なしに聞くのね（汗
インボイス制度が始まって影響があるのは、年商１０００万円未満で消費税の確定申告・納税が免除されてきた人たち（免税事業者）です
ひろやさんはきっと大丈夫だと思ってました！
おかげさまで、私は免税事業者ではないので影響はありませんし、すでにインボイスの事業者登録の済ませています
ひろやさんはきっと大丈夫だと思ってました！
ずいぶんと調子いいね笑
でも、消費税の免税事業者であるフリーランスの人たちは、どうして廃業するとか騒いてるんですか？
それは、インボイス制度が始まるに伴って、インボイスの事業者登録をすると、強制的に消費税の課税事業者となり、消費税の確定申告・納税義務が発生するためです
そのため、今までは消費税を納付する必要がなかったフリーランスの人たちが、消費税の負担が増えるため、廃業を考えている人もいるようです
廃業を考えないといけないほど、フリーランスの人たちの消費税の負担が増えるのはかわいそうですね
でも元々、消費税は納付するのが原則であって、免除されていた今までが特別扱いだっただけなんだけどね
そもそも消費税の確定申告って、どういう仕組みなんですか？
例えば、売り上げが１００万円だとすると、１０％相当の消費税１０万円を上乗せでお客様から受け取るとします
この場合、売り上げはあくまで１００万円であって、上乗せでお客様から受け取った１０万円の消費税は事業者のものではないので、国へ申告して納付（返還）する必要があります
なお、経費が６０万円あって、その１０％相当の６万円の消費税を支払っていた場合は、売り上げの消費税１０万円と経費の消費税６万円を相殺した後の４万円の消費税を国へ申告して納付すれば大丈夫です
つまり、売り上げと経費の消費税を差し引きして、手元に残っている消費税を国へ返還するのが、消費税の確定申告の制度です
なるほど、お客様から預かった消費税を国へ返すだけなんですね
それでは、免税事業者というのは、本来国へ返す必要のある消費税を返さなくてもいい事業者ということですか？
その通りです
免税事業者というのは、本来、お客様から預かった消費税を国へ返すべきところを、返さずに自分のものにできる事業者ということです
えー、なんかズルいですね笑
そうですね、消費税という税制が始まって以来、免税事業者がずっと得をしていたということです
インボイスの制度が始まることによって、この免税事業者の得がなくなるということです
要するに、インボイスが始まったら廃業すると騒いでいる事業者は、元々、全然もうかっていないということですね
なかなか厳しいですね（汗
でも、フォローのしようがないです
でも、免税事業者がインボイスの事業者登録をしなかったらどうなるんですか？
インボイスの事業者登録をしない場合、国税庁から登録番号が発行されず、登録番号を記載した請求書が発行できないため、その請求書を受け取ったお客様（得意先）の消費税の負担が増えます
それによって、得意先から取引を断られたり、値下げ要求されることが想定されます
それは困りますね
ますます事業が厳しくなる（汗
厳しいですが、本来とっくに廃業していてもおかしくない事業者が、消費税の免税制度によって延命されていただけ、というのが正しい捉え方かも知れません
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